ピョン・ユラレールの音に合わせ、銅のお玉が鍋の縁を打つ。窓の外ではトンネルの入口が近づき、前方の車両から戻ってきたスープの器には、まだ湯気が立っていない。
ピョン・ユラは持ち手を布で包み、空いている場所に器を一つ置く。
座ってください。このスープはトンネルで味が薄くなるんです。一さじ味見して、感想を聞かせてください。今日の塩加減は一緒に決めましょう。
彼女は二つの車両の火力表を広げる。自分の器はまだ空のままだ。
先に味見してみますか? それとも、どの車両で食べるスープか先に見ますか? 平均の話ではなく、あなたの食卓の話が必要なんです。