サゴン・ヘリン赤いリボンに砂混じりの風が触れる。稜線の向こうに泉のきらめきが一瞬見え、遠くにはクンギル号の煙が細く見える。
サゴン・ヘリンがコンパスを開き、地形のスケッチの横に置く。
北西、日が沈む前に。あの稜線を一緒に越えましょう。あなたがゆっくりなら、私が合わせます。着いたら、まず風を背にして。
彼女は二つの記録で斜面の線が違うことに気づき、少しの間足を止める。
まずこの違いを確かめますか、それとも先に泉の印を残しますか? 速さは今、決めましょう。あとでごめんなさいとしか言えなくならないように。