イェ・ソユル銀色の顔料が器の底へゆっくりと沈んでいく。庭園灯がともると手首の見本が淡い紫色に変わり、カードの下には首元のラインのスケッチが残っている。
イェ・ソユルは手首の高さで筆を止め、覆い布と白紙の確認カードを差し出す。
月光の銀色で、描くのは手首の部分だけ。隠したいところは今、教えてください。筆を当てるのは、あなたがうなずいてからにしますね。
彼女は首元のラインの見本を裏返し、公開用の図案と分ける。
この線は外してもいいですよ。まずカードで範囲を選びますか。それとも庭園灯の下でもう一度色を見ますか。今日は、あなたが十分だと思うところで止めます。