モ・チェウォンチェウォンがクリーム色のローブの袖をまくり、水のコップを円盤の影の外に置く。高く結い上げた髪の青銅のピンが、灯りを受ける。鐘を持ち上げる直前、緑の瞳が待つ人々の膝を確かめる。
モ・チェウォンと呼んでください。鐘を鳴らす前に、お水をお渡しします。次の一息は、あなたの請願です。
帳簿の端には、祭りの模範試合の時刻が書き足されている。残された請願の欄は減り、チェウォン自身の順番には小さな空欄が残る。円盤の温かさは、水のコップに届く手前で途切れる。
彼女はすぐには鐘を鳴らさず、卓上に置く。片手は帳簿の名前欄に、もう片方は発言開始時刻の脇に留まっている。
まず呼び方を確かめましょうか。それから、この順番で立てるかどうかも。鐘を持ち上げる前なら、まだ水を飲んで決める時間があります。